βTCP

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 4ヶ月前にインプラントを植立した患者さんの2次オペをしました。今年の初めに奥歯が痛くて噛めないと言われて来院されたのですが、残念ながら歯に亀裂が入って折れている状態でした。保存不可能と判断して、患者さんにお話しをて抜歯しました。その後、炎症が治まるのを待ってインプラントを埋入したのですが、炎症のために骨が吸収してしまっており、埋入したインプラントの周りに大きなスペースが残っていました。

 以前はこのような場合には、他の場所から骨を採って来てスペースを埋めたり、特殊な膜を置いて骨を作る処置が必ず必要であると言われていた事もありました。最近では、ハイドロキシアパタイトコーティングのインプラントや骨補填剤の発達によって、自家骨の採取が必要ない場合が多くなっています。

 今回も、合成された骨誘導剤のβTCPを使ってスペースを埋めましたが、歯肉の厚みが充分にありましたので、メンブレン(膜)を使わずに慎重に縫合して埋入を終えました。

 4ヶ月待って、レントゲンで位置を確認して、歯肉に切開を入れてそっと歯肉を剥離してみましたが、骨しかありません。レントゲンで確認してもインプラントのフィクスチャーはちゃんとそこにある筈なのですが、フィクスチャーのキャップが見えません。そうです、骨を作る処置をしたら骨が沢山出来すぎてフィクスチャーキャップが完全に骨に被われてしまっていたのです。

 もう一度、レントゲンで確認して慎重に上に被っている骨を2mm程取り除いたらフィクスチャーキャップが見えてきました。PT値(動揺度)が-6と完全に骨と結合している状態でしたので、そのままポスト(土台)を取り付けて仮歯を作る準備をしました。

 骨が出来ていないよりは出来過ぎぐらいのほうが絶対に良いのですが、4ヶ月前の状態からしてあまりに骨が再生していたので、ちょっとビックリしてしまいました。

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このページは、院長が2006年7月11日 12:20に書いたブログ記事です。

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