2006年7月アーカイブ

2nd Assistant Debut

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 今日のインプラントオペでは卒後2年目の衛生士が初めてセカンドアシスタントをしました。術者(私です)とファーストアシスタントは術衣を着て滅菌した手袋をしていますので、器具・器材の取り出しと滅菌領域への受け渡しはセカンドアシスタントの仕事です。

手術器具.jpg
 その他にも当院では、術前の器具の準備や滅菌もセカンドアシスタントが担当します。埋入自体は単純なケースですので、準備するものも多くは無いのですが、なにしろ初めてなのでずいぶん緊張していました。普通は使用する器具の確認は前日に私がちょっと確認するぐらいなのですが、確認に来たのが早々と先週でした。「間にもう2つぐらい他の患者さんのオペが入っているのに、ここで準備しても器具類は先に使われてしまうよ。」と言ったのですが、「とりあえず確認して下さい」との事で確認しました。術式のマニュアルをコピーして読んだり、他の患者さんのインプラントのオペの時にアシスタントワークを見学したり、ずいぶんと気合いが入っています。
 ファーストアシスタントの衛生士はベテランなので、聞けばなんでも教えてくれる筈なのですが、準備はまず自分で考えて私に確認するように言ってありましたので、ファーストアシスタントには簡単になんでも教えないように言ってあります。厳しいようですが、こうしないと自分で考えて行動する力がつきません。

 いよいよ当日、患者さんを別の部屋にお通しして、麻酔をします。麻酔が効くまでの間に、私とファーストアシスタントの衛生士は最終的な器具のチェックと器材の点検をします。その間にセカンドアシスタントが患者さんのお口の中をPMTCの器具を使ってきれいに清掃・消毒します。私は手術のための念入りな手洗いをして、術衣を着て、滅菌の手袋をして、さあ患者さんをオペ室へと思ったら、、まだ口腔内の清掃をしていました。

 ちょっと口腔内清掃、張り切りすぎかなと思いましたが、念入りに口腔内清掃をやっても悪い事は何も無いので待ってました。埋入に入るとあとは何も問題はありませんでしたので、口腔内清掃の時間と同じぐらいで埋入が終わりました。結局、予定より早く終わったので、院長室でお茶を飲みながらこのエントリを書いています。

 ずいぶんと緊張をしていたようですが、無事に役割を終えてほっとしました。セカンドアシスタントでの経験を重ねて、ファーストアシスタントをする日もそう遠くは無いと思います。ただ、複雑な術式も沢山あるので、もっともっと目的意識を持って勉強する必要があります。

 随分昔ですが、先輩の先生に見てもらいながら最初のインプラントを植えた時の事をちょっと思い出しました。あの時は本当に緊張していたのを未だに覚えています。

βTCP

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 4ヶ月前にインプラントを植立した患者さんの2次オペをしました。今年の初めに奥歯が痛くて噛めないと言われて来院されたのですが、残念ながら歯に亀裂が入って折れている状態でした。保存不可能と判断して、患者さんにお話しをて抜歯しました。その後、炎症が治まるのを待ってインプラントを埋入したのですが、炎症のために骨が吸収してしまっており、埋入したインプラントの周りに大きなスペースが残っていました。

 以前はこのような場合には、他の場所から骨を採って来てスペースを埋めたり、特殊な膜を置いて骨を作る処置が必ず必要であると言われていた事もありました。最近では、ハイドロキシアパタイトコーティングのインプラントや骨補填剤の発達によって、自家骨の採取が必要ない場合が多くなっています。

 今回も、合成された骨誘導剤のβTCPを使ってスペースを埋めましたが、歯肉の厚みが充分にありましたので、メンブレン(膜)を使わずに慎重に縫合して埋入を終えました。

 4ヶ月待って、レントゲンで位置を確認して、歯肉に切開を入れてそっと歯肉を剥離してみましたが、骨しかありません。レントゲンで確認してもインプラントのフィクスチャーはちゃんとそこにある筈なのですが、フィクスチャーのキャップが見えません。そうです、骨を作る処置をしたら骨が沢山出来すぎてフィクスチャーキャップが完全に骨に被われてしまっていたのです。

 もう一度、レントゲンで確認して慎重に上に被っている骨を2mm程取り除いたらフィクスチャーキャップが見えてきました。PT値(動揺度)が-6と完全に骨と結合している状態でしたので、そのままポスト(土台)を取り付けて仮歯を作る準備をしました。

 骨が出来ていないよりは出来過ぎぐらいのほうが絶対に良いのですが、4ヶ月前の状態からしてあまりに骨が再生していたので、ちょっとビックリしてしまいました。

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