印象と模型作製
噛み合わせの状態を確認するために歯形を採って(印象採得)歯列模型をつくります。
診断用ワックスアップ
噛み合わせを考慮しながら抜けてしまった歯を再生すべき場所にワックスで歯を補い、インプラントを植えた後の噛み合わせの状態を確認します。場合によっては矯正治療が必要と判断される場合もあります。
サージカルステントの作成
インプラントを植立する位置をCTの画像上で詳細に決定するために、お口の中に入る樹脂でできたステントという器具を作成します。ステントのインプラントを植える相当部にはCTに写るマーカーを埋め込んであります。
CT撮影
提携病院にてCTを撮影していただきます。CT撮影時にはあらかじめお渡しするステントを噛んおいていただきます。ステントの中にはインプラントを植えるべき位置を示すマーカーが埋め込んであり、データを3次元的に再構成したあと、埋入位置の決定に用います。撮影自体は数十秒以内に終わりますが、位置決め等の時間がありますので、30分程をみておいてください。当院の提携病院では最新の高速で解像度の高いCTを使用していますので、放射線量も必要最小限度に抑えることができます。
CT撮影データ変換

スキャンされたデータはDICOMという医療画像の共通データ形式で光磁気ディスク(MO)に保存されます。当院では撮影後のMOをお持ちいただいて、DICOMデータを画像処理を行う会社に送ります。
シムプラントを用いての植立位置の決定(イメージ図)
断面像、パノラマ像、アキシャル像および3D像を用いてインプラントの植立位置を決定します。ソフトウェアにはあらかじめ各メーカーのインプラントの3次元データが保存されていますので、3次元的に植立位置を確認する上でのイメージがつかみやすくなります。
左の例ではオレンジ色で強調された下歯槽神経とインプラントの位置関係がよく分かります。パノラマ像ではインプラントの先が下歯槽神経のオトガイ開口部にかなり近く見えますが、計画した方向にインプラントを植立すれば、充分な安全域が確保され、まったく問題がない事が分かります。
植立したインプラントの評価

場合によってはインプラントの埋入後にもう一度、CTを撮影して埋入位置や方向、深度などの評価を行う事ができます。左の図ではほぼ予定されていた位置に埋入がなされている事がわかります。
(歯科医師の方へ)
頬側寄りに埋入されているように見えますが、第二小臼歯が先天欠如で10年以上前に脱落していました。Matured Siteとの判断から上顎の咬合力を垂直に受けられるこの位置を選んで埋入しています。もしも、抜歯即時や抜歯後あまり間もないケースではさらに舌側寄りに埋入しないと、埋入後に頬側の骨吸収を起こして、トラブルの原因となる可能性があると思われます。
全部の歯がそろった状態です。
シムプラントの3D画像の一部です。顎の骨の状態が3次元的に表示されています。この他、任意の場所で断面を観察したり、骨の硬さを計測したり、欠損部を埋めるのに必要な移植骨の体積を計算したりとインプラントのプランニングに必要な様々な機能を備えています。







