長女の杞憂 Marriage rings

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 昨年、ジョギング中に『酔っぱらい+無灯火+携帯メールで前方不注意』という走る凶器みたいな自転車にひき逃げされ、左手の薬指の関節を痛めてしまいました。数ヶ月で指の動きには問題がない状態になったのですが、関節の骨が膨らんでしまいました。学生時代、骨折後に治った部分が肥大するというのは知識として学んだのですが、実際に自分の指で目にするとちょっと驚きます。

 反応性に肥大した部分は不必要ですので、Wolf's Lawに従い次第にリモデリングして元の形態に戻るはずです。「骨の代謝」をテーマに学位論文を書いた私が言うのですから間違いありません。というか間違えであって欲しくありません。大丈夫です、きっと。

 本当は一番ひどいときは指の幅が1.5倍くらいになっていたように感じてかなり焦っていました。

 今回の怪我で判ったのは、左手の薬指というのは仕事にも日常生活にも、ほとんど使わない指だという事です。でも、チェロがしばらく弾けなかったのだけは苦痛でした。結局、1ヶ月以上レッスンをお休みしなくてはなりませんでした。

 最近ではチェロの練習には問題はないのですが、まだ指のサイズが戻っていないので、結婚指輪が入りません。腫れるのは判っていたので受傷直後に外して6ヶ月以上外したままです。仕方ないのでペンダント用の革ひもで首からぶら下げていました。ところがジョギングすると汗をかいてシャツに色が移るし、シャワーを浴びると乾くまで時間がかかります。最近では革ひもが切れそうになって、居間のランプシェードの笠に掛けたままになっていました。

 一方、お茶を習っている妻はお稽古の時はお道具を傷つけないように指輪を外しているのですが、外したままうっかりドレッサーの鏡の前に置いたままにしていたそうです。

 連休で県外の高校に通っている長女が帰省しているのですが、長女が心配げに妻に「パパとママは大丈夫なの?」と聞いたそうです。妻が「なんで?」と聞いたら「パパもママも指輪外したままみたいだから。」だそうです。

 結婚以来、手術の時を除けば指輪を外した事がありませんでしたので、娘が心配したのかもしれません。同じく県外の高校に通っている長男はまったく気づきもしません。やはり女の子のほうが目敏いようです。

 とりあえず、金属のチェーンを買って来て首からぶら下げています。金属のチェーンはちょっと冷たくて気持ち悪いのですが、長女を安心させるためには仕方ないのかもしれません。

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このページは、院長が2009年5月 6日 16:56に書いたブログ記事です。

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