2006年7月アーカイブ

 大学の同窓会の設立20周年で長崎へ行ってきました。私達が第一期の卒業生なので、卒後20周年でもあります。会場は大浦天主堂の下の全日空ホテル、偶然にも26年前に受験で泊ったホテルでした。

 少し余裕を持って熊本を出発したのですが、大雨の影響で高速道路がずっと80km制限でした。到着したのは開始の5分前、部屋に荷物を置いて会場へ走りましたが残念ながら5分遅刻してしまいました。

 長崎ではこのような席の料理は通常、卓袱(しっぽく)料理です。スピーチが始まるまえに「おひれをどうぞ」と言われて、お椀のお吸い物を食べます。具が入っていて暖かいお吸い物を食べると、お腹がちょっと落ち着いて長いスピーチもなんとか乗り切る事ができます。

 今回は5分遅刻したので、おひれを食べる事が出来ませんでした。長いスピーチの間、空きっ腹を抱えて我慢してましたが、もう限界!というあたりでようやく乾杯でした。

Ohi.jpg 今日のアトラクションは、私たちの恩師、大井教授率いる弦楽カルテットの演奏でした。私達が学生時代に大井先生がチェロを習っておられるというお話は伺っていたのですが、実際の演奏を聞かせて頂くのは初めてでした。女性4人のカルテットはとても繊細で美しい演奏でした。Eine kline NachtmuzikもモーツアルトのDivertimentoもすばらしい演奏でした。

 私が大井先生の年齢になったとき、あれぐらい弾ければよいのですが、どうも忙しさにかまけて練習をサボりがちの私には難しいかもしれません。

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 「前田さんは、何を考えてこの曲のこの部分を弾いているのですか?」
 
 レッスンが始まってすぐ、先生の前で一回弾いてみたときに先生から聞かれました。いえ、別に「何、考えて弾いてんだぁー」と責めていらっしゃる訳ではないのです。曲の全体の流れとmolto grazioso ed affettuosoという指示をどのように捉えて弾いているのですか?という事です。

 「楽譜の音階通りに弾くのなら、いまの状態で問題はないのですが、音楽としては全体の曲想を考えて弾かないといけませんね。」と教えていただきました。

 ときどき参考にしているこのページにはmolto grazioso ed affettuoso「非常に軽快に情愛深く」と書いてあったのですが、どうも「軽快に」と「情愛深く」は両立しないように思います。

 先生にお尋ねしたら、molto grazioso ed affettuosoは「非常に優雅に情愛深く」ではないでしょうか?と教えていただきました。grazioso は英語でgracefulなのかもしれません。なかなか「優雅に」が難しくて、con passione「情熱をこめて」と言われるとガツガツと弾いてしまうのですが、ちょっと納得が行きました。

 Grazioso優雅に弾くにはもう少し練習が必要のようです。

 長男は公開テスト、長女は学校の宿題で忙しいので、妻と二人でマシュマロを連れて久木野のボンジュールプロバンスにお昼を食べに行きました。子供が大きくなってきたので、二人で外出する機会が増えてきました。

060717_134809_M.jpg 車から降りると心地よい風が吹いていて、熊本市内よりずいぶん過ごしやすい感じです。テラスに席をとってもらって、食事の時もマシュマロと一緒です。このお店はテラス席にはリードを繋ぐための係留フックまで準備してあります。細かな配慮が嬉しいです。マシュマロは番犬にならない愛想の良い犬?ですから、食事の間はテーブルの横でおとなしく寝ていましたが、他のお客さんから「かわいい」と言われるといちいち振り返ります。「可愛いを自分の名前と聞き違い」というコーギー川柳を思い出します。でも、コーギーって本当にそんなところがあります。

 お料理はドーブ プロバンサル(Daube de boeuf ? la Proven?ale)をお願いしました。帰りの運転は妻に任せて私はハーフボトルのワインを頂きました。柔らかく煮込んだ牛肉に軽めのコート デュ ローヌが良く合います。最後のデザートまでずいぶんとゆっくりしてしまいました。

 食後には近所の杉林の中をマシュマロを連れて散歩しました。普段、嗅がない落ち葉や苔の匂いが気になるのか、大興奮でした。マシュマロの母犬のエルを連れて散歩した道です。去年は2匹を連れてきました。エルに良く似たマシュマロの姿を見ていると、今更のようにエルの事を思い出します。

 帰りは妻の運転でゆっくり帰ってきました。ひさしぶりにリラックスできた休日でした。

 今、練習しているRondoは緩急自在とでも言うのでしょうか、早い部分とゆっくりした部分が繰り返されます。練習の時は部分部分に分けて練習するのですが、レッスンで通して弾いてみると重大な欠点が露見してしまいました。

 全然思うように弾けなかったスピッカートの部分が最近なんとか弾けるようになったので、ついついそこでテンポが上がってしまいます。ところが、難しいアルペジオの部分ではテンポが落ちてしまいます。つまり、それぞれのパートを自分の弾けるテンポで適当に弾いていたのがレッスンで露見してしまいました。

 今週はメトロノームでテンポを確かめながら練習です。

 スタッフの披露宴に出席するために福岡に行きました。何を着て行くべきか迷ってしまいました。黒の礼服はお葬式みたいで嫌だし、それに同じ格好なのも個性がありません。結局、午後からの披露宴だったのですが、久しぶりにタキシードを着る事にしました。このタキシードは私自身の結婚式の時に買ったものなのですが、そんなに体型が変わっていないのか、もともと大きめだったのか?まだまだ大丈夫のようです。友人や知人の結婚式などで、年に1回着るかどうかというところですが、ここ数年は着る機会がありませんでした。

 念のため、先週クローゼットから出して着てみたら、上着とパンツは大丈夫でしたが、ウィングカラーのドレスシャツが入りません。慌ててBrooks Brothersに買いに行きました。さて、いよいよ当日、こんどはドレスシャツのカフスボタンとスタッドボタン(胸の飾りボタン)が見つかりません。Brooks Brothersに在庫があったのを思い出して、10時半開店なのに電話をしたら15分前にお店を開けてくれました。

 なんとか用意を整えて、会場のグランドハイアットに着いたのが開始30分前、駐車場が混んでいたので時間的にはぎりぎりになってしまいました。今度は焦っているのと、久しぶりなので、ボウタイ(蝶ネクタイ)がうまく結べません。気持ちを落ち着けて精神統一してえいやっと結んだのが開始5分前でした。

tuxede.jpg新婦側の主賓のスピーチを頼まれていたので、開始から5分ぐらいでスピーチの順番が回ってきました。前回、スピーチをした時は緊張から目の前の水をがぶ飲みしてしまって、それをすっかりスタッフに見られていて後から指摘されてしまいました。今回も、予め私の席にだけは水が用意してあったのですが、一口、口をつけるだけにしておきました。いざ、話はじめるとちゃんと原稿は用意してあったのですが、専門学校を卒業してうちに就職し、国家試験の合格を皆でお祝いした最初の頃からこの5年間の色々な事が思い出されて、胸にぐっと来て時々言葉に詰まってしまいました。なんとかスピーチを終わったのですが、泣かないようにするので精一杯でした。誠実でまじめな好青年の新郎と美しい新婦、ゆっくりとした進行と美味しい料理でとても感動的な披露宴でした。

あとで、私の写真を見るとちょっと食べ過ぎてカマーバンドが下にずれているのが恥ずかしいです。

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