朝一番でインプラントの予定が入っている時は、準備もあるのでいつも1時間ほど早く起きます。準備にまるまる一時間は必要ないので、朝からちょっとチェロを弾いたりしています。どちらかというと普段から朝は弱いので、調子がでるまで時間がかかるのですが、楽器に触っているうちにだんだん目が覚めてきます。
こんな時に、うっかり今やっている課題曲なんかを弾くと精神の統一が乱れる?ので、まずバッハの無伴奏チェロ組曲から1番のサラバンドあたりをゆっくりと弾いて心を落ち着けます。少し調子が出てきたらプレリュードを弾いて指先の練習もOK。お腹も空いてくるので朝食を食べて出かけます。
今日のインプラントは保存できない歯を抜いてそのままインプラントを埋入する抜歯即時埋入の術式をとりました。もともとの歯の方向がインプラントを植えたい方向とずれているのと、前後をインプラントと天然歯に挟まれた狭い間隔の中央に、しかも犬歯の置き換えなので長いインプラントを植えなくてはならないというポジションの難しいインプラントでした。予めCTから3次元画像を再構築して決定した埋入の余地は許容される誤差が1mm以下です。慎重に慎重に犬歯の抜歯に30分、ポジションを決めてインプラント窩を形成するのに30分。難しいのはここまでで、埋入は10分で終わってしまいました。即時埋入なので切開も縫合ありません。患者さんも楽ですが、私も楽です。
細かくポジションを確認するのには、放射線量が少ない上に撮影とほぼ同時に画像を見る事ができるCCDタイプのデジタルレントゲンも大活躍しました。
私はCTとPCとデジタルレントゲン(とチェロ?)がなければインプラントは出来ないかもしれません。
